
久しぶりに洋服の買い物を失敗した。
大失敗だ。
諸々の事情でジャケットとスラックスのセットアップが欲しくて、とあるセレクトショップの店舗へ。
普段ジャケットなんてほとんど着ないため、ちゃんと試着をしてから買いたかったのと、ネットで見ると在庫が残りわずかだったので、取置きまでしてもらった。
大都会東京、丸の内まではるばる家族でドライブです。
車を地下の駐車場に停めて、吹き荒れるビル風の隙間を縫ってお店に到着。
近くにいた店員さんに声をかけて、お店の奥から取置き品を出してもらい試着をした。
違和感。
ほんの少しの気持ちだけサイズ感があってない気がするジャケットに、ほんの少し短い気がするダブルのスラックス。
しかし、中に着ているのはTシャツ、足元はこのスニーカー。
本当はピシッとしたドレスシャツに、少しばかりちゃんとしたローファーでも履いて試着に来ようかとも思ったが、取り置きまでしてもらっていたが故にやる気120%のやつと思われるのもなんだか恥ずかしくて、ギルダンのスウェットにチノパンのいつも通りの服で来店した結果がこれだ。
全くしっくりきていない。
どうしよう……と心の中。
とりあえず店舗に置いてある適当なシャツを貸していただくことに。
店員さん「いつも着られてるのはMくらいですかね?」
シャツなんて古着でばかり買っていて新品のセレクトショップのシャツのサイズ感がさっぱりわからない。
ましてや今の世の中、元から大きめの作りのものだって珍しくない。
けど、ジャケットの下に着るならオーバーサイズよりはジャスト〜ちょっとゆったりがいいかと思って、僕の体型から考えるにMなら大体そうだろうとMを持ってきていただいた。
しかし、これがデカい。
そして超ヘビーでゴワっとしたオックスフォード生地。
もちろん水が通ってないので余計にバリバリと硬い。
これをジャケットの下に着てみると余計にしっくりこない。
困ったもんだ。
ここで僕の頭の中が良くない方に向かってしまった。
ここのセレクトショップがオリジナルで作っているザ・スタンダードな紺ブレはとてもよくて、頻度は少ないながらも仕事でお客さんに会う時などに着ている。
普段はTシャツの上に着てもかなり良い。
今回のもタイドアップをしたらきっと良いはず。まあ何とかなるだろうと。
30年生きてれば何となくわかるが、僕は相談相手が居ないと往々にしてノリで物事を軽々しく決めることを結構よくやる。
そして大体失敗する。
案の定、家に帰ってから冷静になってもう一度試着してみると、やっぱり微妙に上下共にサイズ感が好みでない。
それに気づいてしまったらもう最後だ。
多分この先これを着ることはない。
完全に失敗だ。
失敗した原因はいくつかある。
ひとつは家族を待たせていたこと。
ふたつ目はあまりにも適当な格好で試着しに行ったこと。
みっつ目は取置きやら試着やらで心理的に買わなきゃという気持ちになってしまっていたこと。
少しでも気になるところがあったら買わない。
そして餅は餅屋。
洋服以外にもこれは通ずるポリシーだと、ここ何年もずっと肝に銘じていたはずだったが、改めてそれを再確認。
まだまだ人生勉強だ。