
二週続けて仕事で新潟の田舎街へ行った。
旅行でもないから心底穏やかではないけれど、少しでも非日常感を味わいたくて、あえて日が昇る前の朝早い電車に乗ってみる。
駅のホームにはまだ人が少なくて、通勤ラッシュ前の、まだ静かな時間。
NewDaysでサンドイッチとおにぎりとコーヒーを買ったら1,000円近くした。
高いぞ…
値段を見ずに選んだ僕も悪いが、お会計の時にちょっとびっくりしてしまった。


久しぶりに黒いズボンに黒い靴下、黒いスリッポンなんて組み合わせで履いたけど、自分がちょっとクールなやつになった感じがして、久しぶりに洋服で気分が変わるのを実感した。


長くて真っ暗で退屈なトンネルを走った後、急に周りが明るくなって窓の外を見ると、外は綺麗な雪景色。
子供が生まれる前、スノーシーズンは毎週のようにスキー場に行ってパークやらフリーランやら疲れ果てるまで滑っていたけど、子供が生まれてからのここ2年はあまり行けておらず。
もう3月も中旬だけど、雪を見るとまだまだ気分が高揚してムズムズとしてくる。
新潟行きの新幹線には、スノーボードを担いだ若者グループもそこらじゅうに乗っていて、このまま仕事をほうり投げて一緒についていきたい気持ちになるが、そこはグッと我慢。

新潟駅で秋田方面へ走る特急電車に乗り換える。
車窓から見えるのは、だだっ広い田んぼが続く街。
人気の少ない静かな車内で、変わり映えのしない流れる景色を見ていると、ゆらゆらという心地よい電車の揺れと線路を走るゴーっという電車の音が妙に気持ちよくて、ついついボーッとしてしまった。
出張中は仕事場とホテルを行き来するだけなので楽しくなんて全然ないんだけど、朝ごはんだけはビュッフェだとつい張り切っちゃう。

でも僕はビュッフェのセンスがない。
あえて言わせて貰えば、緑を彩るはずのサラダのコーナーがわからなかったのだ。
いろどりの「い」の字もない盛り付けになってしまった。
それでも朝からわんぱくなご飯を食べて元気が出たので、これもこれである意味正解の盛り付けだと思う。

出張帰り、疲れ果てたメンタルと体に栄養補給で日向夏のヨーグルッペとじゃがりこのLサイズを食べた。こういうわかりやすく美味しいモノはメンタルにも身体にもダイレクトに沁みてくる。

帰りの電車は、乗りたかったはずの午後4時の特急電車に間に合わずに1時間半後の電車に乗ることに。
自宅に着くのが夜の9時過ぎになってより一層疲れちゃうな〜なんて思ってたけど、新潟駅へ戻る特急電車の車内はちょうど日が暮れ始めて光が薄オレンジ色になる時間帯。
都会の何でもすぐに手に入る便利さも良いけれど、空が広くてのんびりとした田舎の風景や時間も、忙しい日々にはありがたかったりする。
今月はあともう一回、ここに来なくちゃいけない。
それまでにビュッフェの盛り付けのセンスは良くなるのだろうか。
いや、むしろその練習をするために僕は出張に来ているのかもしれない。